独立開業の足掛かり独立開業は理想だがリスクも高い
独立開業の足掛かり 目次
いきなりFPでの独立開業は大変FPとしての就職先も少ない

相談料を払ってもらえる?自分がお客さんだったら…
当サイトではFP資格・知識を活かした副業を提案していますが、やっぱり
「お客さんの大切な金融資産やライフプランを扱う仕事なのに、副業なんて邪道だ!」
「副業でやってるFPなんかにお客さんが相談したいと思うはずがないでしょ!」
という考え方もあります。
ただ、そうはいってもFPが「食えない」資格であるのは事実ですし、自分自身を振り返っても、○千円〜○万円を払ってまでFPに相談したいとも思えないんですよね。
お金を払ってまで誰かに相談したいときって、何か切実に困っていることがあるときだと思いますが(例:健康に関する困りごと⇒医者、法律に関する困りごと⇒弁護士)、FPの守備範囲って、その「困っていること」にまで至らない「漠然とした不安」に対するアドバイスなんですよね。
そして、「漠然とした不安」については、ネットや本で得られる知識で結構解決できちゃったり、解決できてなくても「読むだけで満足」されてしまったりするものです。
(貯金できなくて「貯金本」をいくつも買う人いますよね?ダイエットと同じです)
また、金融商品や保険もネットで買えますし、なかなか独立開業に踏み切るのは勇気がいる状況です。
じゃぁFPの会社に就職・転職できるか?というと、それもまた難しい。
そもそも独立開業が難しいのですから、会社組織にしているとはいってもほとんど求人なんてないですし、FPを活かせる転職先なんて保険会社の外交員や賃貸経営の営業ぐらいなものですしね。
(しかも、成績の良し悪しはFP知識の豊富さとは関係ありませんからねぇ。)
まずは副業でFPに向いているか判断自分の強みを知る
資料なしで分かりやすく説明できるか結局は営業トーク
こういった状況を考えれば、まずはサイト運営なりセミナー講師なりで、副業として経験を積み、自分がFPに向いているか判断してもいいんじゃないかな、と思います。
「FP知識をアウトプットする」でも書きましたが、金融機関での勤務経験がある人でも、自分の知識を誰かに分かりやすく説明する、という経験を積んでいる人は多くはありません。

ですから、まずはサイト運営やセミナー講師といった副業で、自分のFPとしての売り・ネタを仕込んでおけば、友人同士の会話で急にFPに関わる会話になっても、すらすらと説明することも可能です。
例えば、「最近家賃を払うってもったいない、って思っててさ〜。結婚して子どもができたら保険とかも必要だよね〜。」っていうような会話。良くありますよね。
こういう会話から、お金の制度や考え方について説明できるようになることは、将来独立開業した時のお客さんへの営業トークにつながります。
(ここでいう営業トークとは、分かりやすい説明の仕方、という意味です。)
特に、説明用の資料がない状態でも、さらさらっと話のサワリだけうまーく説明するというのは、かなり練習・経験が必要です。
独立開業すれば必ず相談者からこういった相談があるだけに、自分自身のFPとしての強み・スタンスを整理するのにも有効だと思いますよ。
以上、独立開業してもいない、副業FPからのご提案でした(チャンチャン